『アニカ・ソレンスタムからアイアンのヒントをもらおう』
今回はアニカ・ソレンスタムからアイアンショットのヒントをいただきましょう。
まずは2000年前後からものすごい活躍をしましたアニカ・ソレンスタム選手のご紹介からはじめましょう。
❑ アニカ・ソレンスタム
◯ スウェーデン出身の元プロゴルファー。
◯ 2000年前後に大活躍。
◯ メジャー大会優勝10回。
◯ 全米女子ツアー優勝回数72回。
◯ 全米女子ツアー賞金女王8度
◯ 最小ストローク59打。
◯ 男子PGAツアー参戦経験あり。
◯ 世界ゴルフ殿堂入り。
◯ 宮里藍選手が目標としていた選手としても知られる。
というようにアニカ・ソレンスタム選手はとてつもない選手だったのです。
先日今年の大会が終了した
「TOTO ジャパンクラシック」(旧 ミズノクラシック)
でも2001年〜2005年まで何と
5連覇!!😱
しています。
それではそのアニカからアイアンショットの打ち方について教えていただきましょう!
❑ アニカ流 アイアンショットのヒント
◯ 球を空中に上げるためにすくい上げずに打ち下ろしましょう。ディボット(※1)はボールの左側に出来るように。
◯ テークバックでは左肩をアゴの下に入るまで回しましょう。
◯ ダウンスイングでは腕や手を振り下ろす前に左足へ体重を移動させましょう。
◯ ダウンスウィング時には手首のヒンジ(甲側への折れ)を保ってクラブヘッドがボールを打ち抜くように心がけましょう。
(※1) クラブを振った時に削れる土、芝のこと。
『Golf Annika's Way』GOTHAM BOOKS P89 より
それでは次に私個人のアニカに関する体験を少しお話しましょう。
❑ 須崎のアニカの想い出
私は1998年のニューヨーク在住時に、近くのワイカギルカントリークラブで開催されていた「JAL Big apple classic」という米国女子ツアーのトーナメントの観戦に行きました。
当時、アニカ・ソレンスタム選手は既に全米女子ツアーの頂点に立っていて、
その流麗なフォームを間近に見て👀びっくりした😱
ことを覚えています。
270Y前後のドライバーがいつも狙ったところへ飛んでいました。
ドライバーからパターまで隙がなかったですね。
スウィングやプレーももちろん魅力的でしたが、プライベートな思い出として残っているシーンは
アニカのキャディーバッグの中をのぞいた時のこと
です。
当時もゴルフクラブオタクだったものですから、アニカの使用クラブとセッティングは頭に入っていて観戦していたのですね。
私の記憶によれば彼女は直前までビゲストビッグバーサのロフト角8度のドライバー、4+(※2)/5/7番の各ウッド4本にアイアンが4番〜PW、それに53度、60度のウェッジにパターというクラブセッティングでした。
(※2) 4+ウッドとはロフトが3番ウッド、ヘッドの大きさ、シャフトの長さが4番ウッドというキャロウェイのウッドのこと。
1番ホールへ向かう際にバッグを担(かつ)ぐ専属キャディーと並んで歩いて、彼女のキャディーバッグの中をのぞいたら、
「あれ❓❓」
と思ったのです。
ウッドが「3本しか入っていない!!」。
そこで、すかさず目はウェッジに行きました👀。
するとそれまで、ウェッジ3本のクラブセッティングだったものが、
PW(キャロウェイ X14)/49度/54度/60度(クリーブランドクラシック 588のメッキモデル)
のウェッジ4本のセッティングになっていました。
思わず、横を歩いていたキャディーのコリン・カンに
「5番ウッド抜いちゃったの?」
と尋ねました。
そうしたら、
"No more 5 wood!!"
つまり「そうだよ」という意味の言葉が返ってきました。
当時はまだ4ウェッジシステム(※3)を採用しているゴルファーは少なく、日本ではほとんどいなかったです。
(※3) ピッチングウェッジを含めたウェッジを4本クラブセッティングに入れること。
彼女が4ウェッジシステムに変更した理由が今日みなさんにご紹介したアドバイスが載っている本に書いてあります。
その理由をアニカに聞いてみましょう。
「私は当時1試合平均2回ほど5番ウッドを使っていました。一方、ウェッジは1ラウンドで5〜6回使用していました。セッティングを変更しない理由がありません」
今回もお読みいただきまして有難うございました😄
また一緒に楽しみましょう!!