<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(35)

ゴルフに関係なさそうな話で知らないうちにメンタル強くなる新しい時代のメンタル強化法

 

『技』だけを磨いてもあなたの実力はフルに発揮されません。こちらの法話をお読みいただいて『心』もバランス良く磨いて実力をフルに発揮しましょう!!

 

※ はじめてお読みいただく方はまず『<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(プロローグ)』の記事からお読みいただくのが効果的です。上の記事名をクリックください。

 

 

🍀 「本来の自己」とのホットライン(3)

 

さて、前回の法話の終盤ではホットラインからいつ情報が来ても対応できるように「本来の自己」に意識を向けることを習慣にすることが大切であるということ、その情報は「直感」・・・ヒラメキ💡ですね・・・という形であなたにもたらされるということに話題が及びました。解説を続けてまいります。

 

 

【須崎解説のつづき

 

「直感」は心がクリアな時にもたらされます。「これはこうあるべき」という自分の価値観にとらわれて現実を受け入れることができなかったり、「過去の出来事」「未来の心配」で頭がいっぱいの時には「直感」はあなたにもたらされることはありません。いや、正確に申し上げれば「直感」はもたらされてはいるのですが、あなたが「直感」を受け取れる状態にないということです。「直感」はこの世の法則通りに「諸行無常(しょぎょうむじょう)」で生まれては消えて行くものなので、来た瞬間にあなたがそれを受け取れませんと消えて行ってしまいます。

 

また、たとえ同じ問題に対処するための情報であっても、あなたが生きて行く上でのベストな情報は刻々と変化するので、昨日の「直感」はもう今日の「今のあなた」にはもうベストではないのです。逆に言えば「直感」によるその問題への対処情報は「それだけピンポイントの有効さを持つ生き生きしたもの」であるということになります。

 

あなたが人生を生きて行く上で目の前に来る問題の一つ一つは昨日も今日も「同じ問題」に見えても、一瞬一瞬新鮮にあなたに挑戦して来るのです。私たちがしばしば問題をうまく処理することが出来ずに立ち往生してしまうのは「その問題が同じ問題のように見えるからと『昨日の解決のための情報』『数年前の解決のための情報』といった古いものに解決をそうとするから」です。ここのところ、つまり「新鮮なものに使い古しの古いものでは太刀(たち)打ちできない」というところに人はあまり気づかないようです。

 

たとえば、お相撲を考えてみましょう。A力士とB力士の勝負は同じ力士同士の勝負ですが、同じ力士だからといっていつも決まった手順になるわけではありません。生身(なまみ)の人間が相撲を取っているということは「次の一瞬にどの手で来るかわからない」ということです。手は「無限の選択肢」の中から出てきます。たとえばA力士がB力士を分析して法則を見つけたとしますと、それは古い過去データからの解決情報なので、B力士が自分のお決まりパターンから自由になって創造性を発揮し、「真新しいB力士」になったら、新鮮のものに対処しないといけないA力士は古い「手」しかないので、もう対処のしようがないわけです。

 

人間には「直感」による新発明創造性の発揮が出来ますが、どうなのでしょうか・・・過去データから学ぶにはそういうことはできないのではないかと私は思います。そして、「そこ」こそがまさにの時代に人が存在価値を見いだすことができる所でもあると思うのです。人は「そこ」にいる時、自(おの)ずと生き生きと生きることになります。

 

話がややそれましたが、力士の例と同じで「両親との問題」、「子どもとの問題」、「会社内の人間関係」、その他無限にある問題は「同じに見えるから」という理由で固まったものとしてとらえてはいけません。その問題は「生き生きと生きている」んです。その証拠にあなたがその問題を固定した、つまり死んだものとしてとらえるなら、A力士と同じで問題自体のとらえ方が間違っているので解決しません。いったん解決したように見えても、何度も似たパターンの問題があなたの目の前にやって来ることになります。逆にその問題を「生き生きと生きている常に新鮮なもの」ととらえて、あなたの側も常に新鮮になってその問題に向かい合うことができましたら、あなたの予想もしえない「一手」(←これが「新発明」、=「創造」です)が飛び出して、その問題に勝利することが出来るのです。そうやって生きて行くことが人生の一つの生き甲斐(がい)でありまして、また自分自身が輝く生き方にもなるのです。

 

生き生きとした新鮮なもの」に対応するには「生き生きとした新鮮な『手』」が必要です。想像してみてください。死んだ魚なら誰でも網で取ることができますが、生き生きしたマグロやカジキはそんな「手」では取れないですよね(笑) 漁師の方でも智慧(=新鮮な「手」)が必要で、また「この手で昨日つかまえたから、もう一生この『手』でつかまえられる」というものでもないのです。

 

あなたの例え小さな小さな問題でさえ、「ピチピチ」と生きた魚のような問題なのです。あなたの方も「ピチピチ」していないと「問題」をすくい取ることは出来ません。

 

では「ピチピチ」に対応できる手の情報はどこにあるのか? それが「本来の自己」・・・あなたの最深部にあるのです。そこから、「直感」という形で情報を得ることができればあなたは常に創造的な一手、つまり新発明の一手であなたの人生という道に横たわる問題を次々に処理して悠々と歩いて行くことが出来るのです。

 

つづきはまた次回に・・・お楽しみに(^_^)

 

 

Don’t Worry. Be Happy🍀

 

今回もお読みいただきまして有り難うございました🍀

<2019年9月10日法話>

 

 

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