<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(37)
♪ゴルフに関係なさそうな話で知らないうちにメンタルが強くなる新しい時代のメンタル強化法!♪
「『技』だけを磨いてもあなたの実力はフルに発揮されません。こちらの法話をお読みいただいて『心』もバランス良く磨いて実力をフルに発揮しましょう!!」
※ はじめてお読みいただく方はまず『<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(プロローグ)』の記事からお読みいただくのが効果的です。上の記事名をクリックください。
🍀 難しい人はあなたにとって・・・(1)
私は約15年間、銀行員として生きました。そこで比較的少ないながらも「折り合いが付けられない」上司などと遭遇しました。「『未知』との遭遇」です。もちろん社会人に限らず、私たちは産まれてから死ぬまで望んでいない(正確には「望んでいない」と思い込んでいる)人たちとご縁をいただきます。今回はそのことにつきまして一緒に観て行くことにしましょう。
「会いたくない人たちに会わされる苦しみ」を仏教では
「怨憎会苦」(おんぞうえく)
と言います。「怨憎会苦」(おんぞうえく)は仏教で説かれる「八苦」(はっく※)のうちの一つに当たります。
※ 八苦:「四苦八苦」(しくはっく)と言いますね。その「八苦」のことです。「生」(しょう)、「老」、「病」、「死」、「愛別離苦」(あいべつりく)、「怨憎会苦」(おんぞうえく)、「求不得苦」(ぐふとくく)、「五陰盛苦」(ごおんじょうく)の八つ。
私たちにとりましては「そういう人たち」はできれば自分の目の前に「存在していて欲しくない人たち」ですが、現実に「本来の自己」を知るまではそういう人たちが目の前に居(い)る、存在していることは事実で否定できません。
事実として「存在する」というのであれば、それは避けられないことですし、また問題を「有り得ない!」ということだけで見て見ぬふりをして放置しておきますとストレスがまりますから、智慧を使って、その存在の「本来の意味」を発見していくことが大切になると私は思います。発見できますと「人生って奥深く、美しく出来ているんだなぁ~」と感じ入ることが出来るのです。
この世のことは一つ一つがバラバラに適当に動いているように見えますが、その一つ一つが意味合いをもって動いています。もし、意味合いがなければ「存在しない」とさえ言えます。意味を感じられないのは私たちが認識できる幅が非常に狭いからです。
私たちは教えられているから「空気」の存在を認めますが、もし、空気が発見されておらず、習うことがなければ「空気」の存在を認める可能性は少ないでしょう。また犬の嗅覚(きゅうかく)は私たちの100万倍~1億倍と言われています。私たちに嗅(か)げない香りが存在しているということですね。
そのような程度の認識力しか持たずに私たちは生きているので「本来は意味が有るのに有ると思えない」のは致し方のないことです。しかし、精神の方の探究が進むにつれて、その認識力が研ぎ澄まされて徐々に「それぞれが意味あること」ということがおわかりになって来ます。
さて、それではあなたにとって「怨みに思う」、「憎らしい」ほど会いたくないという人たちの存在の意味とは何なのでしょうか?
これだけではないと思っていますが、私は2点あると思います。
まず、
①「自分が一番見たくない自分の内面が
映し出された存在」
そして
②「『師匠』や『滝』としての存在」
です。
いかがですか? 「ギョッ👀」とされた方もいらっしゃると思います。特に①の「自分が一番見たくない自分の内面が映し出された存在」ということについては一般的に受け入れていただけない傾向が強いですね。
次回はそれら二つのことにつきまして、一つ一つ観て行きたいと思います。
Don’t Worry. Be Happy🍀
今回もお読みいただきまして有り難うございました🍀
<2019年9月12日法話>
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