『セベの手に握られたウェッジ』

 

 

 

前回までの数回はタイガー・ウッズ選手も当時のコーチであったブッチ・ハーモン氏から教わったセベ・バレステロス選手のショートゲームについて学びました。

 

今回はそのセベが手にしていた道具・・・サンドウェッジについてお話したいと思います。

 

なお、今回登場するサンドウェッジは1985年前後のセベの活躍期のものであることをお断りしておきます。

 

ウェッジ以外のセベのゴルフクラブに関しましては以下の記事に詳しいのでご興味のある方はお読みになってみてください。

※ お読みになりたい方はタイトルもしくは「続きを読む」をクリックしてください。

 

 

『ゴルフクラブ名器 主人を語る サウンダー編』

  はじめまして。   私は   「SOUNDER(サウンダー)のアイアン」   です。         かなりのゴルフクラブマニアの方でも [&hel…

 

 

セベは1983年マスターズに優勝しますが、その前後に使用していたサンドウェッジがウィルソン社製の「ウィルソン スタッフ JPⅡ」サンドウェッジでした。

 

 

 

 

その当時、このサンドウェッジは名器として認められていて今のタイトリストのボーケイウェッジのような存在でした。

 

「JP Ⅱ」というだけに「JP」の後継機種に当たります。

 

「JP」はウィルソン社のクラブ作りをしていたJoe Phillipsのイニシャルです。

 

その頃、ウィルソンのアイアンやウェッジは人気がありましたので「JP」もそれなりには有名でしたが、「JP Ⅱ」の方が断然名器として名高かったです。

 

このクラブはクラブマニアの私も所有していた時期がありました。

 

非常にスウィングバランスが重かったと記憶しています。

 

私に取りましては「いい顔」をしていましたね。

 

フェースの形状は今主流の「ティアドロップ型」ではなく、「丸型」でした。

 

ロフトは55度です。

 

セベは現代のプロの多くのようにロブウェッジはバッグに入れずにピッチングウェッジ&サンドウェッジの2本のウェッジでプレーしていました。

 

その55度のサンドウェッジで、今の時代の選手がロブウェッジで打つ高くて止まるボールを打っていました。

 

 

3番アイアンでバンカーショットができるセベにとりましては55度もロフトがあれば十分すぎるくらいだったのでしょう。

 

JPⅡを使用した数年後に「ピン アイ2」のウェッジを使用していた時期があります。

 

 

 

 

双方とも✨名器✨ですね。

 

 

ちなみに私は両方のモデルを使いましたが、個人的には「ピン アイ2」の方がプレーに貢献してくれました。

 

今回もお読みいただきまして有難うございました