『ゴルフに役立つ名言(5)』
「心に一物(いちもつ)もないとき、
ベストなスウィングになる」
球聖 ボビー・ジョーンズ
<須崎の“はばかりながら”解説>
ボビー・ジョーンズ。
皆さんはご存じでしょうか?
ゴルフをするなら「知っておきたい人」のひとりです。
ボビー・ジョーンズはゴルフ史上
プロにならなかったもっとも強いアマチュア
です。
現代で例えていますとひとりのアマチュアがダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイ、松山選手などの世界の第一人者たちと同じフィールドで勝負をして彼らを押さえて優勝する✨✨ようなことを1920年〜1930年ごろにかけてやっていたプレーヤーなのです。
ボビー・ジョーンズのお話だけで「1週間ほどの連載」になってしまう😉ので、今回は
マスターズ・トーナメントが開催されるオーガスタナショナルゴルフクラブの共同設計者
であり、
マスターズ・トーナメントの共同発起人
であり、
当時の世界4大タイトル(※)を1年ですべて優勝するグランドスラム✨✨を1930年に達成
※ 当時は全英アマチュア選手権、全米アマチュアゴルフ選手権、全英オープン、全米オープンの4試合
し、かつ
プロにはならずに弁護士として生計を立てた
ということにとどめておきましょう。
また機会がありましたらボビー・ジョーンズ・・・その人についてお話しましょうね😉
さて、ボビー・ジョーンズからいただいた今回の言葉について少しお話をしましょう。
ラウンドレッスンをしていますとゴルファーの皆さんがいかに「心の中に言葉を手がかりとしてお持ちになって」ショットをされたがっていらっしゃるのかが、よくわかります。
つまり、「(役に立ちそうなヒントで)心を満たしておきたい」ということですね。
私自身もゴルフに取り組み始めた当初はそうでしたね。
雑誌に載っていた、テレビで言っていた、先生がおっしゃっていたは問わず、常に
「何を忘れないようにしなければいけなかったんだっけな?」
と「心のなかに置いておく『言葉』」を欲しがりましたね。
「それさえ覚えて実行すればいいショットが出る」という「保証みたいな『言葉』」ですよね。
そういうものがなく、
「心に何もない状態」
は「不安😨」なんですよね。
生徒様からも時折すがるように「先生、最低限何を心がけてショットしたらいいでしょうか?」と「言葉」を求められるケースもあります。
ですが、不思議なことにそういう
「頭においておく事項が多ければ多いほどミスする😅」
んですね。
一方、生徒の皆さんはそのことに深くお気づきになっていらっしゃらないかもしれませんが、(ボビー・ジョーンズのような)「素晴らしいショット✨」をされた後に私が
「○○さん、今、何に気をつけていましたか?」
と訪ねますと、
「えっ? 何だったかな😔? う〜ん、何も考えていなかったですね😄」
ということが結構あります。
あと次のようなケースもありますね。
ゴルフをやっていますといろいろと心に「あの言葉」と「この言葉」と「あれとこれ」を置いて、集中して良いショットを放とうとしているのですが、何をやってもさっぱりうまく行かない日がありますよね。
泣きたくなる😭ような時が・・・。
そのようなときに
「エエイっ!! もうどうにでもなれ!!!」
と開き直るとショットが良くなることがあります。
このケースなどもそれまで心に「うまくやってやろう」とか「須崎先生に言われたダウンスウィングの要点だけ考えて」などという
「心の詰まり物から開放されて、心に一物もなくなった状態」
ですよね。
名手であるボビー・ジョーンズは「名手であるから心に一物も持たないでショットできた」のではなく❎、
球聖ボビー・ジョーンズであれ、あなたであれ、誰にでも平等に働く真理を伝えてくださったのだ
と思います。
ただし、皆さん注意⚠が必要ですよ。
「心に一物も持たないように、持たないように・・・それだけを心がけてショットします」
というのは
「もう既にまた『一物を持っている状態』」です😁
からね ご用心を♫
今回は球聖 ボビー・ジョーンズさんから「美味しいお言葉」をいただきました。
ボビー・ジョーンズさん、ごちそうさまでした!
ps. 私のスクールにも掲示されていますよ。
今回もお読みいただきまして有難うございました😃
また一緒に楽しみましょう!!