<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(9)
♪ゴルフに関係なさそうな話で知らないうちにメンタルが強くなる新しい時代のメンタル強化法!♪
「『技』だけを磨いてもあなたの実力はフルに発揮されません。こちらの法話をお読みいただいて『心』もバランス良く磨いて実力をフルに発揮しましょう!!」
※ はじめてお読みいただく方はまず『<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(プロローグ)』の記事からお読みいただくのが効果的です。上の記事名をクリックください。
🍀 新しい時代の「悪」を「善」に変える法(1)
私たちは「平和」を欲しています。「悪」が一掃された「善」みなぎる世界を多くの仲間が欲しています。
それで一般的なのは「悪」を見つけ、罰などを与えて思い知らせて「善」へ導こうとするか、それでもダメな時には手術で悪者箇所(かしょ)を切り捨てるように排除しようとします。
これまではこのような方法でも何とかなってきましたが、時代の転換点を迎えまして今後はこういったやり方はだんだん通用しなくなると思っていただいてよろしいかと思います。そういったやり方が時代に合わなくなるということです。なぜでしょうか?
それは時代が「愛」の時代に突入しているからです。
それではどのような方法で「悪」に対処すればいいのでしょうか?
それをわかりやすく示した例が今回の法話の主役であります七里和尚のお話です。
【精神の栄養になる昔話】
今の福岡に当たるところに「七里和尚」という和尚がいました。
ある時、和尚のところに泥棒が入りました。
泥棒:「金を出せ」
和尚:「ああ、金ならある。ちょうど良かった。さっき、檀家(だんか※)さんからいただいたお金があるから、それを持って行きなさい」
金を受け取って出て行こうとする泥棒に
和尚:「ああ、待ちなさい。見た👀ところ、ずいぶんひどい服を着てるじゃないか。確か今日、亡くなった人の良い着物があったな。それを着て行きなさい」
泥棒はその着物に着替えて出て行こうとしたところ、
和尚:「ああ、待ちなさい」
泥棒:「なんじゃ! まだ何かくれるんか?」
和尚:「あのな、人から物をもらったら、『有り難う』と言うんだよ」
泥棒:「じゃあ、『有り難よ』」
・・・時は流れ、ある時お寺に警官が訪ねてきました。
警官:「和尚、泥棒が入ったら、『入った』って通報してもらわんと」
和尚:「泥棒?? ウチに泥棒なんか入っていないけど・・・」
警官:「和尚、ウソ言うてもらったら困る。泥棒して捕まったもんが、和尚のところにも入ってそれで金と着物を盗ったと白状しているんですよ」
和尚:「ああ、その人のことネ。その人なら盗んだのと違うよ。あれはワシがその人に上げたんだ。その証拠にその人『有り難う』って持って行ったから・・・」
牢屋で和尚のその話を聞いた泥棒は泣きに泣いて、刑期を終えたら和尚の弟子にならせていただこうと思いました。そして刑期が終わって和尚のところに弟子入りすると、和尚は寺の経理を任せました。そして、最後までキッチリと仕事を勤め上げたそうです。
※ 檀家:そのお寺さんに属して、お布施でそのお寺さんの財政を支える家のこと。
このお話は実話です。
キリストの言葉に「告訴して下着を取ろうとする者には上着をも取らせよ」という内容の言葉がありますが、まさにそれを実地で行っていた和尚です。
昔の話ですが、「愛」に基づくものには「古い/新しい」はありません。
そして、これまでは一部の非常に清い人だけが和尚のような「『愛』ある行動」を取ることができましたが、これから少しずつ、こういった方法が主流になって行きます。
天動説が主流の時に地動説がまったく異常な説と受け取られていたように、今はまだ和尚のような行動にスッと入って行ける人は少ないかもしれませんが、抵抗をお感じになられる方は是非ご無理をされないでください。こういう「悪」を「善」に変えるお話があるということだけを覚えていらしていただければ十分です。覚えていらっしゃいますとお話から芽が出て、いずれ自然にこういった方法をあなたもお取りになれますから・・・。
Don’t Worry. Be Happy🍀
今回もお読みいただきまして有り難うございました🍀
<2019年8月15日法話>
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