『初級者向け:傾斜地でのボールの曲がり方を覚える方法』

 

 

傾斜で打ちますと、平地からは「まっすぐのボールが出るゴルファー」でも「ボールは曲がるもの」だということをご存じでしょうか? 

 

上級者やゴルフを熱心に研究されている初級者/中級者の方々なら「当たり前ですよ」ということでしょうが、ビギナーの方や初級者の方にはご存じないことも多いものです。

 

今回はそうしたゴルファーのためにレッスンをさせていただきます😄

 

それではさっそく開講と致しましょう。

 

 

 

 

❑ 傾斜の分類

 

それぞれの傾斜でのボールの曲がりをご説明する前に、頭の中でしっかり傾斜について整理しておきましょう。

 

基本傾斜は4つありますので、一つずつ見て行くことにしましょう。

 

覚えてくださいね

 

 

 

◆ 左足上がり

 

「上り坂」、「右足下がり」、「前脚上がり」・・・その他まだまだ表現があるかもしれませんが、

 

 

「左足上がり」

 

 

と覚えるようにしましょう。その理由についてはあとでご説明します(他の傾斜についても同様)。

 

 

 

 

 

◆ 左足下がり

 

「下り坂」、「右足上がり」、「後ろ脚上がり」・・・その他まだまだ表現があるかもしれませんが、

 

 

「左足下がり」

 

 

と覚えるようにしましょう。

 

 

 

 

 

◆ つま先上がり

 

「前上がり」、「かかと下がり」・・・その他まだまだ表現があるかもしれませんが、

 

 

「つま先上がり」

 

 

と覚えるようにしましょう。

 

 

 

 

 

◆ つま先下がり

 

「前下がり」、「かかと上がり」・・・その他まだまだ表現があるかもしれませんが、

 

 

「つま先下がり」

 

 

と覚えるようにしましょう。

 

さて、4つの基本傾斜とその表現の方法を見たところで、いよいよ、それぞれの傾斜とボールの曲がりについて見て行くことにしましょう。

 

 

 

 

 

 

❑ 傾斜とボールの曲がりの関係

 

それぞれ、次のようになりますのでココでしっかり覚えてしまいましょうね

 

※ 右打ちのゴルファーの場合をご紹介しています。恐れ入りますが、左打ちの方は左右逆として読み替えてください。

 

 

◆ 左足上がりは「左↶へ曲がりやすい」

 

 

◆ 左足下がりは「右↷へ曲がりやすい」

 

 

◆ つま先上がりは「左↶へ曲がりやすい」

 

 

◆ つま先下がりは「右↷へ曲がりやすい」

 

 

 

 

 

 

 

❑ ボールの曲がりを覚えるコツ

 

 

さて、上の❑ 傾斜とボールの曲がりの関係をもう一度ご覧になってください。

 

そうしますと、

 

 

「◯◯上がり」は「左へ↶曲がりやすい」

 

「◯◯下がり」は「右へ↷曲がりやすい」

 

 

という関係性が見て取れます。

 

・・・そうです。更に縮めて

 

「上がりは左↶」「下がりは右↷」へ曲がりやすい

 

 

と覚えておけばいいわけですね。

 

 

 

そのようにまとめることができるので、いろいろな呼び方があっていずれも間違いではないにも関わらず、「左足上がり」「左足下がり」「つま先上がり」「つま先下がり」というように

 

 

「左足」「つま先」を基準に傾斜を表現するように

 

 

お勧めした次第です。

 

 

 

それでは「左足」と「つま先」で傾斜を表現することはわかったけれども、

 

 

「曲がる方向」がどっちがどっちだったかを忘れてしまった場合😅

 

 

の覚え方をお教えしましょう。

 

 

これは覚えやすい覚え方なのですが、

 

そういう原理で曲がっていることではない

 

ということをご承知おきくださいね

 

 

次のように覚えておいてください。

 

 

『つま先上がり』でボールを転がしたら、左右どちらに転がるか?」を考える

 

 

あるいはゴルフコースであれば実際につま先上がりでボールを転がしてみても良いでしょう。

 

ボールは低い方へ転がるので、「つま先上がり」は「左へ↶曲がる」、すなわち「『上がり』は『左↶』」と思い出すことが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

❑ 若干の補足事項

 

これで基本傾斜でのボールの曲がる方向につきましては頭に入れていただくことが出来たと思います。

 

あと、私が補足しておきたいことが二つあります。

 

 

それは

 

 

(1)「曲がりの大きさ」

 

 

 

 

 

 

(2)「曲りのこと」

 

 

 

についてのことです。

 

 

まずは「曲りの大きさ」について見てみることにしましょう。

 

 

 

(1)「曲りの大きさ」について

 

「曲りの大きさ」については

 

 

「曲がりの大きさ」は「傾斜の度合い」「クラブ」によって変わる

 

 

ということを覚えておく必要があります。

 

 

次のように覚えましょう

 

 

◆ 傾斜の度合いに関して

 

 

傾斜<大> ⇒ 曲がり<大>

 

 

 

◆ クラブによる違いに関して

 

 

(a)「左へ↶曲がる」場合

 

<短いクラブ> ⇒ 曲がり<大>

 

<長いクラブ> ⇒ 曲がり<小>

 

 

 

(b)「右へ↷曲がる」場合

 

<長いクラブ> ⇒ 曲がり<大>

 

<短いクラブ> ⇒ 曲がり<小>

 

 

 

 

 


(2)「曲りのこと」について

 

「曲りのこと」についてはあくまでもこれまでのことは

 

 

平地からまっすぐに打つことのできるゴルファーが対象であった

 

 

ということを忘れてはいけません。ですから、あなたがもともと平地から打って左から右へ曲がるスライスであったとするならば、

 

 

「左足上がり」「つま先上がり」からうまく打った場合は日頃のスライスの曲りが小さくなる😄

 

 

ということで、一方、

 

 

「左足下がり」「つま先下がり」からうまく打った場合は日頃のスライスの曲りが大きくなる😵

 

 

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

❑ まとめ

 

さあ、これで「傾斜」と「ボール」の関係につきましては十分に学びましたよ😄

 

最後にまとめておきましょうネ。

 

 

方向

曲がりの大きいクラブ 

左足上がり

短いクラブ

左足下がり

長いクラブ

つま先上がり

短いクラブ

つま先下がり

長いクラブ

 

 

 

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今回もお読みいただきまして有難うございました😄

また一緒に楽しみましょう!!