『「気」のゴルフへの応用(その1)』
【テーマ:メンタル】
こちらのテーマでは私が探究して参りました「心」や「精神」のことからゴルフに役立ちそうなものを披露して、皆さんにお楽しみいただければと思います。
※ 私のブログの記事は右打ちの方用として書いています・・・左打ちの皆さま、ごめんなさい。お手数ですが、左右を読み替えていただければ幸いです。
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テーマ2回めの本日は「気」のゴルフへの応用についてお話したいと思います。
「心」や「精神」のことを自分で研究する過程で「気」ということがあるということがわかりまして、しばらく調べていた時があります。
私が「心」や「精神」というものに興味を持ったのは1998年頃銀行員として働いている時に「自分の道」と「会社の道」との板挟みになって・・・お勤めの方はしばしばお感じになることだと思います・・・どうにも精神的に身動きが取れなくなったことがありまして、「解くキーワードがどこかにないかな?」と積ん読していた本を読み漁ろうと思って、今でも覚えていますが、通勤のバスの中で読んでいた本の中で「心」というキーワードに行き当たりました。
どうやら、「心」の使い方によっては相反する二つのものを調和することができる可能性があるというような印象を持ちました。それまでは「心」ということについて、あらためて考えたり、その用い方があるなどということは知りませんでした。
ただし、一口に「心」の使い方を学ぶと言っても、手がかりがありません。
・・・そんなある日、今度は「気」というキーワードが目の前に現れてきました。本の中に日本での合気道の創始者植芝盛平という人のことが書かれてあったのです。今まで私にとって縁もゆかりもない方です・・・興味津々👀
とりあえず、植芝盛平に関する本を買おうと会社帰りに書店に立ち寄りました。
そうしますと、植芝盛平に関する本だけでもいろいろあるではありませんか・・・。そこで何となく直観で一冊の本を選びました。
本を読んで行きますと、例えば一般的には力が強い人に弱い人はかなわないというふうに思いますが、「気」では筋力に頼らずに体格で劣っている人が勝っている人を投げ飛ばすことができるというではありませんか。
「こういう『筋の通らないもの』でないと、この行き詰った現状は解消できない」と、「気」というものに出会ったことを私はとても喜びました😂
その頃、「気」には呼吸法が大切だということで、呼吸法をはじめ、毎日行うことにしました。
そして、実に不思議な事に「気」の基礎的な働きを知り、呼吸法を初めて3ヶ月位立った頃、周囲の状況は全く変わっていないのに自分が悩みから開放されていることに気づいたのです。
力の弱い人が強い人を投げ飛ばすのと同じように、条件が変わっていないのに自分が悩みから開放されているということは頭では理解できないことですよね。
この間の要因の変化といえば「気」の理解、と「呼吸法」ですから、それが作用したとも考えられます。
「気」を学ぶことによって私にとって大きいと思いましたのは、「気」と「リラックス」の関係を知ったことです。
「気」のことを知らないうちは「気を出すには『ウ〜ン』と、力んで気を出すのかな?」と思っていたのですが、力むと「気」は出なくなってしまうんです。
「気」の研究のお話は尽きないのですが、ここは「ゴルフ」との関係がお題なので、ゴルフとの関係についてのお話しを始めようと思いますが、最後に一つだけ、皆さんにお話しておきたいことがありますので、もう少しだけお付き合いください。
私が「気」のことを学んでしばらくしますと赴任していたニューヨークからの帰国辞令が出ました。
帰国して野球の巨人戦のナイターを見ていて、当時巨人の4番を打っていた松井秀喜選手の打つ前のしぐさに「目が点」(・_・)になりました。
「気」のことを学んでいた時に知った動作が見事に入っていたからです。
実は王貞治選手の1本足打法もコーチの荒川氏が気の先生から伝授されたことを王選手と共に特訓して出来上がったものなのです。
帰国したら、不思議なものですね・・・シンクロニシティー・・・昭和30年代の王選手が一本足打法のことを説明している白黒フィルムを放映していまして、私が本から学んだ気のことを随所に散りばめて説明していました。
学びというのはこういう時に報われると思います(ホッ😊)。
例えば私が「気」のことを知らなければ、「ああ、そういうものなのか? ふ〜ん」と流してしまっていたと思いますが、知っていると「ああ、王さんはやはり本にあった通り『気』のことを利用していたんだなぁ〜」と同じコメントからそこまで知ることが出来ますからね。
では一服しましょう🍵
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さあ、前置きがずいぶん長〜くなりましたが、いよいよ「気」と「ゴルフ」の関係です。
これは完全に私のオリジナルです。
なぜなら、「気」について学んだことを自分の体で人体実験したことだからです。
事の発端はニューヨークからの帰国辞令です。
ニューヨークでは通し(スルー)でまわっていたのでお昼には上がり、午後からは家族サービスができるので奥様方も旦那のゴルフをOKしてくれていました\(^o^)/
当時よくラウンドさせていただいたのが、こちら↓
https://www.leewoodgolfclub.org/default.aspx?p=DynamicModule&pageid=333069&ssid=230182&vnf=1
あのベーブ・ルースもこよなく愛した「Leewood Golf Club」です。
そういう環境・・・今では夢の国ですね・・・でゴルフを楽しんでいた私は日本に帰国することになり、「練習量/ラウンド量も共に1/5以下になってしまうなぁ〜」と覚悟しました。
「う〜ん、単純にそのまま何も工夫しなければ腕がサビてしまい、ゴルフがつまらなくなるなぁ〜」
と思った私は、
「💡 よし! 『気』について学んだことをゴルフに導入して補おう!!」
と考えつきました。
帰国するまでの約2ヶ月、ゴルフのラウンドは毎回「気の実験場」となったのです♪
アドレスに入るまでのルーティーンを見直し、ラウンド中も「気」を妨げないように工夫しました。
ニューヨークでも成果が出ていたのですが、それが単に「ニューヨークでのゴルフ習慣」による継続的なものなのか、「気」の影響による新しい効果によるものなのかについてはわかりませんでした。
その効果の有無は帰国してからのお楽しみということで帰国となりました。
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帰国しますと新しい職場で仕事に慣れる必要があったり、生活が落ち着くまで時間が必要でしばらくはゴルフをする暇はありませんでした。
ゴルフを再開したのは数カ月後で、もちろんその間満足な練習も出来ませんでした。
ようやくラウンドできるようになりまして、ニューヨーク実験場でこしらえた「気」を用いたゴルフを試してみました。
そして、「うん、こりゃ~。成果と言えるじゃろう!!」(笑)という結果が出ました。
スコアは自身のトップレベルを連続して出しました。
練習量やラウンド量が激減という条件下で、この成績ですから普通は有り得ないことです。
やはり「気」というのは摩訶不思議なことだと思いました。
良い成績でラウンドしていた時の記憶が残っています。
一つはお昼に上がってきた時やラウンドが終了して上がってスコアを足し上げると、「ああ、こんなに良かったんだ〜」という状況になったこと。飄々とした感じです。
もう一つはラウンドが終了し、車のトランクにキャディーバッグを積む時に疲労感がほとんど無く、「今日は公園を気持ちよく散歩したなぁ〜」という感じがいつも漂っていたことです。
ところで、先ほど、松井秀喜選手の打つ前の動作に「目が点になった」と申しましたが、どうしてか・・・?
それは私がアドレスに入ってからテークバックに入るまでに取り入れた動作と全く同じだったからです。
こちらのテーマ、次回も引き続き「気」のお話を続けていきましょう。
次回は「気」の学びからゴルフに取り入れることが出来ることを皆さんにご紹介する予定です。
お楽しみに!!
ここまで長いお話にお付き合いいただきまして誠に有難うございました。
毎度お読みいただきまして重ねて御礼を申し上げます。