<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(3)
♪ゴルフに関係なさそうな話で知らないうちにメンタルが強くなる新しい時代のメンタル強化法!♪
「『技』だけを磨いてもあなたの実力はフルに発揮されません。こちらの法話をお読みいただいて『心』もバランス良く磨いて実力をフルに発揮しましょう!!」
※ はじめてお読みいただく方はまず『<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(プロローグ)』の記事からお読みいただくのが効果的です。上の記事名をクリックください。
🍀 この世の問題の解決に当たって
私が「心」、「精神」といった方面に興味を持ち始めたのは銀行員時代に会社の理念と業務命令の矛盾に悩んだことがきっかけでした。
会社の根幹である大切な経営理念と違うような気がしても、「いいから言われた通りにやりなさい」と言われて従おうとしましたが、自分の中の何ものかがそれにガンとして立ちはだかり仕事をすることに大きな抵抗を感じ、その生活の糧を得るための「業務命令の実施」とその「自分の中からわき起こる『自分の本当の想い』」の摩擦は日に日に大きくなって行って、その摩擦の風船はもうどうしようもないところまで膨らんで行ったのです。
私は積読(つんどく)していた本の中に解決の糸口を求めました。そうしますと「心の力」という言葉に出逢いました。直感で「アッ、これだ!」とわかりました。「心の力」と言いましてもそれまで「心」についてことさら焦点を当てたことのなかった私には「どこから取り組んで行けば良いのか」見当がつきませんでした。
今回は「どのように『心』に取り組み始めたのか?」というところがポイントではないので、その取り組みの状況についてはそのチャンスがございましたら、お話ししたいと思います。
さて1999年、33歳当時の私としてその「摩擦・対立の風船の解決」という難題が目の前のとても大きな課題だったわけですが、結果から申しますと「心の力」で綺麗に解決しました。
その時の私の経験から皆さまに申し上げたいことは、
「この世の問題はたとえばその問題にまつわる情報、その情報の分析等目に≪見える事実≫だけでは本当の意味で解決できない」
ということです。
私たちが「現実」と思っているこの目に見えるもののこと、物質世界のことを仏教で「色」(しき)と言います。一方、「心」などの目に見えない世界のことを仏教で「空」(くう)と言います。「空」(くう)というのは「空」(そら)という意味ではなく、「空っぽ」(からっぽ)の意味です。この「空っぽ」がメチャ大事なのです!・・・法話を読み進めていたでますと自然にそのことがおわかりになって来ます。
この「空」(くう)と「色」(しき)は知っておくとこの宇宙の法則(真理)を理解するのにとてもとても役立ちますよ。
写経で有名な般若心経(はんにゃしんぎょう)は真理を煮詰めたようなお経なのですが、その中のまた大切な大切な一文にこの「空」と「色」が登場します。余談ですが、あのジャンボ尾崎選手がその般若心経を写経されていた姿がドキュメントで放映されていたことがあります。この般若心経の意味が体得できましたら、ゴルフの神業(かみわざ)を発揮することが出来ます。
地平線に沈む夕日🌇を眺めるとき、私たちは「大地」も目にしますし、「空」(そら)も目に入ります。その境目が地平線というわけですが、つかむことのできない「空」(そら)をそのまま「空」(くう)に、つかむことのできる「大地」を「色」(しき)に置き替えていただくと「空」(くう)と「色」(しき)の関係がイメージできるかもしれません。またその「空」(くう)と「色」(しき)はまったく違っていながらも「切れ目がない一つのもの」ということにも気がついていただけるといいですね。
私たちはふだんこの世のものを見て対処する際に目に見ることのできる「色」しかないという視野で見てしまっています。「ないもの、見えないものは『無い』」というように・・・。そして「あるもの」、「見えるもの」だけを手掛かりに生きています。
沈む夕日を眺めていたときのようにすべてのことを「空」(くう)半分、「色」(しき)半分の視野で見ることに慣れてきますと、もちろん、「色」(しき)しかない視野でご覧になっていたときとは違う生活上の対処の仕方が浮かびます。
そして、そうした対処の仕方こそが、本当の解決をもたらすのです。「誤った見方・理解」からは「誤った解決策」しか導き出されません。
一般的には「色」(しき)の世界、つまり、この見えている世の中のことを幅広く知ることを「視野を広く持つ」と理解されていますが、「空」(くう)半分、「色」(しき)半分の視野で見ること、そしてそれらに切れ目がないと知ること・・・このことが本当の「視野を広く持つこと」なんですね。
前回の法話では「AI」(エーアイ)の話題に触れましたが、「AI」は「色」(しき)に強みを持つものですが、「空」(くう)を理解することはおそらく無理でしょう。「AI」にインプットして学習させても
「・・・ナニモアリマセン。ナニモミエマセン。ナニカ、グタイテキナモノヲインプットシテクダサラナイト、コタエヲダスコトガデキマセン」
というふうになるのではないかと思います(笑)
・・・というわけで「空」(くう)の認識、したがいましてその利用は人間に与えられた特権です。この本当の意味での「視野の広さ」がもたらす解決策が
「発明!!」
で、新時代に✨「一番大切なもの」✨になります。
「発明」とは「向上した改良版」や「向上した修正版」のことではなく、「今までになかったもの」のことです。そうしたものは「空」(くう)を知らずして得られるものありません。
法話ということは「法」のお話のことですが、この「法」というのは「宇宙の摂理」のことです。この「宇宙の摂理」にはいろいろなニックネームが付いています・・・「神」(※)、「愛」、「エネルギー」、「意識」etc・・・皆、同じものです(笑) 「違うもの」と誤解して時間とエネルギーを無駄にしないようにしましょう。
※ 私は今後「神さま」というニックネームをしばしば使わせていただくと思いますが、アレルギーをお持ちにならずに「神さま」とはこのようなことの意味であると理解していただけると嬉しいです☺
ですから、この法話は皆さまになじみの薄い「空」(くう)を中心に説かせていただいて、そしてそれを私たちの日常世界である「色」(しき)の世界にどのように落とし込んで行くのかというヒントを皆さまに差し上げる場になります。
こうしたことは非常に大切なことにも関わらず、多くの方がご存じのないことですし、また社会人生活をなさっている方々の一生分の余暇の長さではとてもとても学ぶ時間が足りないと私は思います。
幸か不幸か、私は社会から引き込まらざるを得ない状況に恵まれ(笑)、その時間を得ることが出来ました。そこで得られたものをお時間が足りない皆さまにご提供させていただくのがこちらのコーナーの法話ということになります。お楽しみに!!
Don’t Worry. Be Happy 🍀
今回もお読みいただきまして有り難うございました🍀
<2019年8月9日法話>
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