『合うクラブとは?(2) お爺ちゃんフィッターの教え』
今回も前回に続きまして、あなたがゴルフクラブのフィッティングを受ける際のご参考になればと思いまして私のフィッティングの体験談を共有させていただこうと思います。
私が銀行員としてニューヨークに在住していた時に行きつけのウェストチェスターの練習場でキャロウェイ社の試打会がありまして、それに参加しました。
その時は「HAWK EYE(ホークアイ)」というモデル(懐かしいです!!)の新作発表会でした。
私はたくさんあるクラブの中から、
その時、なぜ、そのクラブを選んでいたかと言いますと、
どのようなクラブで打っているのかを知りたい
という気持ちと、
その頃、
自分は彼女と同じ仕様でちょうどいいのではないか?
と思い、そのクラブを手にしていたわけですね。
そうしましたら、 キャロウェイの上着を着たお爺ちゃんが私の打席の後ろで、 私の打球を見はじめました。
結構良いボールを打っていたので、お爺ちゃんフィッターは
「それ、あなたに合っているね」
とご機嫌な言葉の一つでも言ってくれるくれるのかなと思って気持よく(♪ルンルン♪ )打ち続けていました😄
打ち終えて、
「さあ、何とアドバイスしてくれるのだろう👂👂?」
と期待しながら、打席を下りますと、 お爺ちゃんからは意外な言葉が・・・・。
「あんたには、そっちのヤツじゃなくって、こっちの方が合うよ」
と持ってきてくれたのは、ロフト角が2度多い10度のヘッドのものでプロ用のシャフトではなく、市販のRシャフト。
ですから、ごくごく現地の人向けの
普通の人用のクラブ
です。
そのクラブをお爺ちゃんから渡された時、今でもよく覚えていますが、
「ガ〜ン😨」
としました。
お爺ちゃんフィッターが、勧めてくれるので打っているのですが、動悸が収まらず😰、もはや打っているというよりも、頭の中で渦🌀が巻いていました。
一通り、打ち終わったのでしょう。おそらく・・・😰。
打席へ下りると、溜まっていたものが吹き出てきました。
私はお爺ちゃんに問いました。
「どうして、このクラブを勧めるんですか?
私はさっきのプロ仕様のものでも十分に打てますし、飛距離だってアニカと同じくらいですから、あのプロ仕様のものでもいいはずだと思うんですけど・・・??」
・・・と。
そうしましたら、今でも忘れられない一言が返ってきました。
"She is Pro! (and you're not)"
※ カッコ内は私の補足です。
「彼女はプロですから・・・」という意味ですね。
お爺ちゃんは説明を続けてくれました。
「あんたはいいリズム♫で打っている。
そのリズム♫を活かしてショットしたほうがいいよ。
そのためにはロフト角の少ないクラブで無理して振るんじゃなくって、無理のない仕様のクラブで、そのリズム♫を崩さないように振ることだよ」
と・・・。
私は冷静になり、数日後に勧められた仕様のドライバーを購入し、ラウンドに行きまして、とても良い飛距離のあるドライバーショットを連発し、満足の行くラウンドをすることが出来ました。
・・・お爺ちゃんの顔を思い浮かべ、
「やはり、あなたが正しかったようですね」😉
と思いながら・・・。
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今回の試打会時の私のように
「一般アマチュアの中では結構、ヘッドスピードもあり、飛距離もあるから、プロ仕様のシャフトで!」
と思い込んでいらっしゃる方は、一度、その価値観を外してご覧になると思わぬ突破口が開けるかも知れません。
ただし、注意を要するのは「シャフトを柔らかいものにするのが絶対ではない」ということを知った上でおやりになることです。
たとえば、まったく逆に女性であっても男性用の硬いシャフトに変えるのが功を奏する方もいらっしゃいます。
このあたりがゴルフクラブの難しいところでもあり、悩みどころでもあり、また楽しみどころ😄でもあるのです。
今回もお読みいただきまして有難うございました😃
また一緒に楽しみましょう!!