『大橋巨泉さんを偲んで』
【テーマ:プチプライベート】
このテーマでは私の過去から現在までのプライベートを「ほんのちょっと」ご紹介させていただきます。
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テーマ初回の本日は先週12日(火)にお亡くなりになりました大橋巨泉さんについて私の脳細胞に残っていることを中心にお話させていただきましょう。
私がゴルフをはじめましたのは1981年ですので今年(2016年)で35年めになります。
気がつけば、両親や兄弟とのご縁を除いては、ゴルフが一番長くご縁が続いているものになっています。
ゴルフを始めました1981年当時、私は高校生でした。
当時私は釣り🎣も好きだったんですね。
それで何がきっかけだったかは覚えていないのですが、ある時から巨泉さんが司会を務める『11PM』を見るようになったんです。
私の育った過程は結構厳格な家庭でして、テレビはもっぱらNHK、マンガは❌だったんですね。
ですから、小学生の時に放送員会の全校放送の何かの取材の折、司会者からいきなり「宇宙戦艦ヤマトの歌を歌ってください」と言われて、他の誰もが知っている歌詞がわからず、立ち往生して困り果て、恥ずかしい思い(汗)をしたのを覚えています。
五木ひろし(→ ゴルフお上手でした!)の歌ならまだ少しは歌えたと思うのですが・・・。
まあ、そのような具合ですから高校生になったといえども、『11PM』なんて「とんでもない」わけです。
なぜ、『11PM 』に惹かれたかと言いますと、釣りのコーナーがあったからです。巨泉さんは釣りもお好きでしたからね・・・。
週に1回だったでしょうか?
その釣りのコーナーが好きでしてね。
ご覧になっていらした方もいらっしゃると思うのですが、そのコーナーのオープニングが「カジキがかかって、やり取りしている最中にカジキが逃げようとして跳ねていくシーン」なんです。
今でもその放送の「リールを巻く音」が耳に残っています。
その釣りコーナーの中で服部名人(服部善郎・・・はっとり よしろう)というおっちゃんが出演されていて、私は語り口といい、知識の深さといいとても好きでした。
奇しくも巨泉さんは服部名人と同じ82歳で亡くなられました。
はじめは釣りコーナーから見始めた『11PM』ですが、そのまま引きずり込まれるように毎日見るようになりました・・・が、もちろん親がリビングにいない時です。
父は毎晩帰宅が遅かったのですが、『11PM』が始まると、「頼むから番組が終わってから帰ってきてくれ!」と心のなかで叫んでしました😁😰
私もお年頃でしたので、「その他のコーナー」もドキドキ💓しながら、玄関の鍵が「ガチャッ」と開くのを気にしながら見ていたものです。
コマーシャルに入る時にはバニーガール👯が登場していた記憶があります。男子校通いの私にはちょっと刺激的でしたね。
番組の中では競馬や麻雀のコーナーもありましたが、不思議にもそういう世界には興味をそそられなかったです。
『11PM』での巨泉さんのお相手は朝丘雪路さんでしたが、雪路さんのあのテンポと語りの切り口は巨泉さんとピッタリ合うジグソーパズルのピースのように思えました。ナイスコンビ!!
一息ついてから、巨泉さんのゴルフについて少し語りましょうか。
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巨泉さんはよく知られている通り、ゴルフ大好き人間で、ご自分でも「大橋巨泉インビテーション」というプロアマ大会を1977〜93年まで主催されていました。
腕前も良かったと聞いていますが、一緒に回った方のお話によれば、
「巨泉のゴルフにはOBがなかった」
そうです。
・・・どういうことかといいますと、OBになったはずの球が巨泉さんがその地点行くとかならずあるのだそうです。「アレッ??」
実は・・・巨泉さんがボールをそこら辺りに置いていたそうです😄
また、ご自分のボールより旗の近くに寄った同伴者のボールを巨泉さんがマークして、涼しげに自分のボールでプレーしていらしたということです(・・;)
私にはやれと言われても絶対出来ないことなので、ある意味尊敬します。
個人的にはそういうゴルファーは好みませんが・・・。
ルールやマナーに厳しかった中部銀次郎さんと巨泉さんがラウンドするとどうなったのか・・・個人的には観てみたかったです👀
今回、中嶋常幸選手の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」会場での巨泉さんについてのコメントが笑えました😃
中嶋選手が現役バリバリだった頃、ハワイの大会に出る際にオフの日に巨泉さんの別荘に行かせてもらった時があるのだそうです。
その時、中嶋選手はオフですから気分転換に「釣りをしたい」とお願いしたそうなのですが、巨泉さんはその度ごとに「今日は風があって海底に波があるから釣れないよ。だからゴルフしよう!」と言って、結局いつもゴルフになったそうです。
ゴルフを愛する巨泉さんを微笑ましく思い返しながらも、「もう二度とあのハワイは嫌だ」(笑)と話していらっしゃいました。
巨泉さん、いろいろと有難う。
合掌。
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お楽しみいただけましたでしょうか?
毎度、お付き合いを有難うございます。