『不思議なめぐり合わせ』
【テーマ:ゴルフ雑談】
このテーマでは皆さんが、ゴルフ仲間や接待先、あるいは上司の方とゴルフ談義が出来るように「ちょっとしたネタ」をお話しようと思います。お楽しみください。
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皆さん、
アメリカPGAツアーで初めて優勝した日本人は誰か?
をご存じでしょうか。
答えは
青木功選手
です。
1983年の
ハワイアンオープン🍍
で、その偉業は達成されました。
また、
その決まり方が劇的だった!
のです。
私は当時高校1年生でしたが、実家で日本テレビの中継を生で見ていました。
青木選手は先に上がっていた米国のジャック・レナー選手に1打差をつけられて18番を迎えました。
追いつくにはバーディーが必要です。
会場のハワイ、ワイアラエカントリークラブの18番ホールはパー5のロングホールです。
上手くつなげばバーディーは期待できるホールです。
・・・ところが、青木選手の1打目、2打目は振るわず、3打目は
左サイドの深いラフで残りは129y(直後のインタビューで青木選手がそう語っていた記憶があります)。
ワイアラエカントリークラブの硬いクリーンに止めるには「3打目はフェアウェイから」というのが必須でした。
ですから、この時点でバーディーはかなり低い確率になってしまっていて、観戦していた私も「優勝はもうほとんど無理だな」と思って、この青木選手の第3打を見ていました。
先に上がったジャック・レナー選手の待っている様子が映されていましたが、青木選手の第3打の状況を見て少し表情が緩んだ(優勝を確信し始めた)ように見えました。
青木選手はラフからのフライヤーを想定し、ワンクラブ小さめのパワービルト・スコッチブレードのピッチングウェッジを選択。一振りすると何と、
ワンバウンドしてボールは直接カップに吸い込まれました!
私は一瞬、何が起きたのかわかりませんでしたが、次の瞬間、歓喜に包まれました。
そうです。
チップインイーグル!!
での逆転優勝です!!!
その次の瞬間、待っていたジャック・レナー選手の表情がアップになりました。
まさに茫然自失とはこのことを言うのでしょう。
そういう表情でした。
彼は次にいつ勝てるかどうかもわからぬ若手でしたから、このショックから立ち直るにはかなりな時間がかかるだろうなと思っていました。
ところが心配をよそに、何と
翌年1984年の同じハワイアンオープンで彼は覇者となったのです!!
こういう神さまのイタズラがたまにありますね。
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それではまた一緒にゴルフを楽しみましょう👋