『名手に愛されたフェアウェイウッド』

 

 

今回はフェアウェイウッド(ドライバー以外のウッドをこのように呼びます)についてお話しましょう。

 

フェアウェイウッドというのは国内外のプロの多くにとって

 

最も合うものを見つけづらいクラブ

 

と言われています。

 

意外や意外😱

 

ではないでしょうか?

 

フェアウェイウッドというのは選手が契約するときには

 

契約外のそれまでのフェアウェイウッドを使用するために契約の対象から外す選手が多いクラブ

 

なのです。

 

ですから、

 

ドライバーと異なるメーカーのフェアウェイウッドを入れている選手はたくさんいる

 

んですよ

 

また契約のものを使用していても宮里藍選手や以前の有村智恵選手のように

 

ドライバーは取り替えてもフェアウェイウッドは変更せずに同じものを長く使い続ける

 

選手も多いです。

 

・・・ですので、皆さんも既に頼りになる手に馴染んだフェアウェイウッドが既にあるようでしたら、ドライバー変更の時にセットで変えてしまってはいけませんよ。

 

壊れるまで大切にしてあげてくださいね😘

 

 

 

さて、それでは須崎の頭に残っています名手に愛されたフェアウェイウッドの名器を年代順にご紹介して行きましょう。

 

 

 

 

【トニー・ペナ】

 

このクラブはパーシモン時代のクラシッククラブです。クラブに興味のある方以外はあまり知られていないと思うのですが、1980年前後の選手には結構握られていました。

 

使用していた選手はスペインの英雄、セベバレステロス選手(マスターズ2勝、全英オープン3勝)、クレイグ・スタドラー選手(マスターズ1勝)、世界1位になりあのタイガー・ウッズ選手の憧れだったグレッグ・ノーマン選手(全英オープン2勝)、ちなみにフェアウェイウッドではありませんが、全盛期のトム・ワトソン選手(メジャー8勝)はトニ・ペナのドライバーを愛用していました。

 

 

 

 

【ゼット・アルカディア】

 

野球用品にZETTという会社がありますが、以前このメーカーはゴルフクラブも作っていました。

その「アルカディア」というクラブの3番ウッドを前出トム・ワトソン選手がその全盛期に長らく愛用していまして多くの優勝に貢献しました。

 

 

 

 

【マルマン コンダクター】

 

日本のマルマン社コンダクターというクラブの3番ウッドは人気がありまして、前出グレッグ・ノーマン選手(全英オープン2勝)、ホセ・マリア・オラサバル選手(マスターズ2勝)、イアン・ウーズナム選手(マスターズ1勝)、そして皆さんご存じの芹澤信雄選手に愛用されました。

 

 

 

 

【テーラーメイド ファイアーソール】

 

弊社代表の長谷川がキャディーをしていた深堀圭一郎選手が愛用していたクラブです。長谷川によればやはりヘッドが壊れて、やむなく他のモデルに変更したとのことです。

 

 

 

 

【キャロウェイ スチールヘッド】

 

初代スチールヘッドは谷口徹選手が4+ウッド、5番ウッドで愛用し続けていたモデルで、片山晋呉選手の7番ウッドの美技はこのクラブによるものです。

二代目の「スチールヘッド プラス」アニカ・ソレンスタム選手が4+、7番ウッドで愛用していました。

 

 

 

 

ナイキ サスクワッチ2

 

 

 

 

 

タイガー・ウッズが愛用したフェアウェイウッドです。ヘッドが割れてしまって仕方なく次のモデルへ変えました。

 

PING社契約のルイ・ウーストヘイゼン選手(全英オープン1勝)はキャディーバッグの中身を説明している番組の中で、インタビュアーから「もし、家が火事になったとして1本だけ持ち出せると行ったらどれ?」と問われて契約外のこのクラブの5番ウッドと申し訳なさそうに答えていました。

 

丸山茂樹選手も使用していましたよ

 

 

 

最後に松山英樹選手のフェアウェイウッドについてお話しておきましょうか?

 

松山選手はこの大事なフェアウェイウッドというクラブを模索中のようです。

 

彼がすい星のように出てきた時は中古ショップで1万円程度で購入したものをリシャフトしたキャロウェイRAZR BLACKシリーズの3番ウッドを使っていました。

 

「これで決まりかな?」と思っていましたが、昨年はPINGG25クリーブランド社の初/中級モデル、昨年は幾つかのトーナメントでテーラーメイドRBZ2シリーズを使っていました。

先月(2017年8月)、WBG ブリヂストン・インビテーショナルで優勝したときにはテーラーメイドM2(2017モデル)を使用していました。

 

・・・ということで、「この1本」というフェアウェイウッドにはまだ出会えていないのかもしれません。それだけ、合うものと出逢うのが難しいことがおわかりいただけると思います。

 

 

 

1990年代後半から現在までフェアウェイウッドの名器はキャロウェイ社テーラーメイド社から多く出されてきました。

 

ここ数年、PGAツアーではPING社のフェアウェイウッドの人気が出てきています。

 

とりわけ、G25シリーズを愛用している選手が一時多かったですね。

 

 

 

今回もお読みいただきまして有難うございました😃

 

また一緒に楽しみましょう!!