今回は埼玉県にあります
『飯能グリーンカントリークラブ <ベントグリーン レギュラーティー>』
で90切りに挑戦するあなたに送るコース攻略法です。
※ ラウンド前にインターネットの同コースのコースレイアウトを相棒に、3回以上お読みいただきながら頭のなかで「イメージラウンド」をされることをお勧めします♫
※ スコアカードは「KORAI GREEN」となっておりますが、本稿は「BENT GREEN」用ですのでご了承ください。
『コースマネージメントの前提<技術編>』/『コースマネージメントの前提<メンタル編>』の予習はお済でしょうか?
こちらのコース攻略法をより効果的にするためにも、まだお読みになられていない方はこちらをどうぞ↓
【あなたの目標スコアカード】
※ あなたのスコアカードを書き換えてしまうことをお勧め致します。
<OUT: 目標44>
No |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
あなたのPar |
5 |
7 |
5 |
5 |
4 |
4 |
6 |
3 |
5 |
Group |
+4 |
+2 |
+2 |
※ Groupとは3ホールごとの通常のパーに対するオーバー数を示します。
<IN : 目標44>
No |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
Par |
5 |
6 |
4 |
4 |
5 |
5 |
4 |
5 |
6 |
Group |
+2 |
+3 |
+3 |
【ラウンドの際の心構え】
◇ どのようにしたら各ホールの「あなたのPar」で収まるかを常に考える。
◇ そのホールの目標が超過した場合は「Groupに割り振られた目標」を達成するように心がける。
◇ 上記の双方が難しくなっても、「1打でも無駄にしない」ように「ギャンブルをするのではなく」、決められた方針を守ることに集中し、くらいつく。絶対投げない!!!
【このコースで比較的多用する距離】
以下のショットを事前に練習し、自信をつけておかれると有効です。
◇ 50ヤード ◇ 100ヤード ◇ 120〜130ヤード ◇ 180〜190ヤード
【技術上の共通注意点】
一日を通して下記事項を守り通してください。
◎ ティーグラウンドにて
◇ ティーグラウンドの向き通りに打ったらどこに飛ぶか、ティーマーカーの向き通りに打ったらどこに飛ぶかを確認し、「立ち間違い」が起こらないように最新の注意を払いましょう。
◇ ドライバーや5番ウッドでのティーショットの際は「150ヤードで次打が振れるところにあれば十分」という心とスウィングテンポで、技術的には「フィニッシュのバランスをしっかり取る」ことを肝に銘じましょう。
◎ グリーンオンを狙う地点にて
◇ 50ヤード以上は断りのない限り「グリーン中央狙い」。
◇ 出来る限り、グリーオンを狙うショットを100ヤード以内の比較的得意距離(※)に残すこと。
そのために逆算してティーショット/セカンドショット/(場合によっては)サードショットを番手選びも含めて一番確率の高いクラブをよく検討しましょう。
より充実したラウンド😄を目指したい方には準備が大切になってきます♫
ラウンド前の「ショット練習の方法」や「練習グリーンでの練習の方法」については大丈夫ですか? ご不安な方はこちらをどうぞ↓
さて、それでは準備も整ったところでラウンドに出かけるとしますか?
「今日は一日よろしくお願いいたします。しっかり楽しみましょう😄」
【OUT】
⚠1 各ホールのアドバイスは記載の距離のティーからのものになります。他のティーからのプレーの場合はご調整が必要になります。
⚠2 風/打ち上げ/打ち下ろしのご調整が必要になります。
⚠3 右打ちゴルファーとしてご案内しております。左打ちのゴルファーの皆さまには恐れ入りますが、必要なところは読み替えてご利用ください。
◎ 1番ホール 368y Par5(あなたのPar記載となります。以下同様)
スタートホールということで「1打余分に見積もっている」ので、それをしっかり活かして6以上打たないようにしましょう。
この比較的やさしいホールでつまずきますと一日の流れが悪くなりますので、しっかりプランを立てて「5」を取ることができるように挑戦しましょう。
<攻略法>
(1)ティーショット
ティーショットは比較的打ちやすいホールだが、190ヤード以上打ちますと「フェアウェイが狭くなっている」のと「左のフェアウェイバンカー」が障害となってくるので、飛距離は190ヤード以内にとどめるのが目標である「5」を取る際のクレバーな考え方。
フェアウェイバンカーを越すには230ヤード程度のキャリーが必要でほとんどのゴルファーには無謀と言えますし、その必要がありません。
ドライバーにこだわらず、得意なクラブでティーショットしましょう。
ツーオン狙いであれば「フェアウェイ右サイド」へ打ちますが、スリーオン狙いで、その3打目をフェアウェイ右サイドから打ちたいので、ティーショットは「フェアウェイ左」に置いておくのがベスト。そのためには
◆ 持ち球がスライスの方とほぼストレートの方:
ティーグラウンド右サイド(※)から狙いたい。
◆ 持ち球がフックの方:
ティーグラウンドの左サイドか真ん中(※)から狙いたい。
※ 「フェアウェイに向かって」とご理解ください。PAR3の場合は「グリーンに向かって」となります。本稿以下同様。
(2)セカンドショット
「フェアウェイ右サイド」と「得意距離に残す」。この2点を達成できるように心がけてクラブ選択を行いましょう。
フェアウェイ右にポジション取りをする際はどうしても「右へ外しやすい」ので意識としましては「フェアウェイ中央へ打つ」という具合でちょうど良いでしょう。
(3)サードショット
「グリーン奥」と「グリーン右」は❎ということを心に「グリーンセンター狙い」で行きましょう。
<絶対避けなければならない箇所⚠>
○ グリーン右。
○ グリーン奥。
◎ 2番ホール 583y Par7
アベレージゴルファーにとっては超長距離のロングホール。距離は長いが、「7」を目標にすれば難易度は下がる。
<攻略法>
(1)ティーショット
フェアウェイセンターから右山裾(すそ)狙い。
超長距離だからと言って「力んでのチョロ」だけは避けること。
150ヤードを4回打てばほぼグリーンに到達できることを頭において、ドライバーは「『150ヤード+α』で良い」と考えて打ちましょう。
(2)セカンドショット以降
ラフに入れると「150ヤード程度の飛距離の確保が難しい」ので、少し距離が落ちても良いので得意クラブでフェアウェイに運びましょう。
◎ 3番ホール 376y Par5
距離的にはツーオンも可能なホールだが、アベレージゴルファーのドライバーショットの落とし所は狭い。ここは「3打目を得意距離から打つスリーオン」と決めて攻めていきたい。
<攻略法>
(1)ティーショット
90切りのためにはティーショットは「フェアウェイ右サイド」へ190ヤード打っておくのがベスト。
(2)セカンドショット
クラブ選択はサードショットで「残したい距離」次第。「フェアウェイ左サイド」へ打ちたい。
(3)サードショット
グリーンオンを狙うサードショットは「グリーンを二等分した左半分の中央」を狙って行きましょう。
<絶対避けなければならない箇所⚠>
○ グリーン奥。
◎ 4番ホール 434y Par5
ハンデキャップ1の難ホールだが、ティーショットさえ注意深く対処できたら、目標の「5」を取ることであればそう難しくはない。
<攻略法>
(1)ティーショット
ティーショットが200ヤードなら「右バンカー右端」にボールが落ちるようにショットしましょう。それ以上飛距離の出るゴルファーは「右バンカーの右」へティーショットを落とすことになりますが、飛距離が足りないとセカンドショットが打ちにくくなるので注意が必要。
(2)セカンドショット
セカンドショットが「150ヤード以内の距離」で、かつ「そのクラブに自信がある」ということであれば「グリーンを二等分にした右サイドの中央」を狙ってツーオンに挑戦しても良いでしょう。
上記条件に当てはまらない場合には「得意距離」を残してフェアウェイ左サイドに運ぶショットをしましょう。
(3)サードショット
3打目は左のバンカーを避けて「グリーンを二等分にした右サイドの中央」を狙ってショットしましょう。
<絶対避けなければならない箇所⚠>
○ グリーン左のバンカー。
◎ 5番ホール 185y Par4
この距離はプロでもそうワンオンするものではないので完全に2オン2パット狙いのホール。右のOBは思いの外(ほか)浅いので要注意。
「とりあえず打ってみよう。乗るかもしれないから」という考えはゴルフ上達を放棄する考えなので絶対にやめましょう。
<攻略法>
ティーグラウンド上で下記よりしっかり選択してからショットをしましょう。
◆ 短い距離のアプローチが比較的得意なプレーヤー:
ベントグリーンとコーライグリーンの間を狙って165ヤード打ちましょう。
◆ 50ヤードのアプローチが比較的得意なプレーヤー:
コーライグリーンの右手前へ125ヤード打ちましょう。
<絶対避けなければならない箇所⚠>
○ グリーン右のOB。
◎ 6番ホール 339y Par4
<攻略法>
(1)ティーショット
ティーショット落下地点のフェアウェイが右傾斜のためベントグリーン方向へ球が落ちるようにプランを立てる。
(2)セカンドショット
砲台グリーンなのでクラブの番手を上げるとともに、球の状況を確認して左足上がりの場合は「その分さらにクラブの番手を上げること」をお忘れなく。
◎ 7番ホール 517y Par6
右サイドの斜面に落とさないように左サイドを打って行きましょう。グリーンオンを狙う4打目を得意距離から打てるように3打目までのプランをしっかり立てることがキーポイントです。
<攻略法>
◆ ティーショット/セカンドショット/サードショット
それまでのすべてのショットは4打目のための「お膳立てショット」なので、力みなどでショットをムダにしないようにあらかじめ各ショットの「飛距離」と「番手」を決め、「右サイドの傾斜に落とさない」という誓いを毎回立ててショットに臨みましょう。
なお、「長いクラブで打とうと欲張りますと右サイドへ曲がりやすくなること」も頭に入れてクラブ選択をお願いします。
◎ 8番ホール 142y Par3
下記の注意点を守りながら、レギュラーパーの「3」に挑戦しましょう。
<攻略法>
ティーショットは「グリーンを二等分にした右サイドの中央」を狙いましょう。グリーン右サイドに外してもまだ「3」を取ることが出来るチャンスは残ります。
120ヤード出すことができれば池を余裕で越すことが出来ますので、そのことを頭に入れてリズム良く♫ショットしましょう。
◎ 9番ホール 388y Par5
<攻略法>
(1)ティーショット
「左バンカーの右サイドに落ちる」ようにプランする。ドライバーの最大飛距離が240ヤード以上出る方は池に入る可能性があるのでドライバーを使用することは出来ません。
(2)セカンドショット
「130ヤード以内の残り距離」で「持っているクラブに自信がある」のであれば「グリーンの中央」にボールが落ちるように狙ってみましょう。
それ以外の状況の場合はグリーン手前50ヤードの地点に刻みましょう。刻む場合にはグリーンのそばまで運んでしまうより50ヤード残した方が次打が攻めやすいです。
<絶対避けなければならない箇所⚠>
○ 池。
さあ、ハーフを終えました。目標に対してはいかがだったでしょうか? お疲れ様でした🍴
【IN】
⚠1 各ホールのアドバイスは記載の距離のティーからのものになります。他のティーからのプレーの場合はご調整が必要になります。
⚠2 風/打ち上げ/打ち下ろしのご調整が必要になります。
⚠3 右打ちゴルファーとしてご案内しております。左打ちのゴルファーの皆さまには恐れ入りますが、必要なところは読み替えてご利用ください。
◎ 10番ホール 396y Par5
距離があるので「1打の余裕」を設けています。しっかりと「5」を取ることができるようにこの「1打の余裕」を上手に使ってプランを立て、このハーフの流れを作ることが大切です。
「長いミドル」と考えますと大変ですが、「超サービス パー5」と考えることができればそう難しくないホールです。
<攻略法>
(1)ティーショット
やや打ち上げなので「中腹にライナー」を打つつもりでショットしたい。高い球を打とうとしますと球を右へふかしたり、チョロが出る危険があります。
(2)セカンドショット以降
「左引っ掛け」と「グリーンの手前から攻めること」に気をつけて、サードショットで比較的得意な距離を残すようにショットしましょう。
◎ 11番ホール 543y Par6
<攻略法>
◆ ティーショット/セカンドショット/サードショット
すべて4打目のための「お膳立てショット」です。
ティーショットで200ヤード、セカンドショットを130ヤード打ちますとフェアウェイの広いところを有効に使うことが出来ます。
サードショットは4打目を「どの距離から打ちたいか?」によりけり。
グリーンのそばまで運んで「短いアプローチで攻めたい」方はグリーン左手前にサードショットを運びましょう。
◎ 12番ホール 332y Par4
下記の注意点を守りながら、レギュラーパーの「4」に挑戦しましょう。
<攻略法>
(1)ティーショット
左フェアウェイバンカーに入れますと「4」を取ることが非常に難しくなるので、ティーショットは185ヤード前後が望ましい。
(2)セカンドショット
バンカー手前からはやや左足上りの傾斜になるのでクラブのロフトが多めにつくことを考慮に入れ場合によってはワンクラブ大きいクラブを選択することをお忘れなく。
◎ 13番ホール 152y Par4
<攻略法>
ワンオン狙いで挑戦しましょう。目標は「4」ですから「スリーパット」しても「グリーンを外しても」まだ大丈夫ですからリズム良く、大胆に行きましょう。
グリーン奥にオーバーすることだけを避けてクラブ選びを慎重に!
<絶対避けなければならない箇所⚠>
◯ グリーン奥。
◎ 14番ホール 335y Par5
<攻略法>
(1)ティーショット
ティーショットは「ベントグリーン左のバンカー」方向にボールが落ちるように狙いましょう。ティーグラウンドの右サイドから打っていくと打ちやすくなります。
もう既に向きを左に取っているので、その上でスウィングで左へ振ろうとすることは厳禁です。
(2)セカンドショット
右手前へ短めに打ちましょう。
(3)グリーン上
グリーン上で1打多く「余裕」を見ているので「スリーパットでもOK」です。ワンオンしたら気負わずにパッティングに臨みましょう。
◎ 15番ホール 386y Par5
やみくもにショットを続けているとスコアを崩します。きっちり「5」で収めるにはしっかりとした戦略が必要です。
セカンドショット地点ではつま先下がりになります。右に曲がりやすいライを「入れてはいけない」フェアウェイバンカーが待ち受けていることを読み解いて、それを避けるようにプランし、実行することが大切です。
<攻略法>
(1)ティーショット
以下からしっかり選択をしてショットしましょう。中途半端はいけません。
◆1 キャリーで平均200ヤード出る方:
正面のコーライグリーンを狙ってショットしましょう。もちろん右サイドは良くないのですが、それを意識しすぎて左へ引っ掛けるのも同様に良くないので余裕あるスウィングで方向性を確保できる方のみこちらの選択をすることにしましょう。
◆2 キャリーで平均200ヤード未満の方:
どちら道、セカンドショットでは短い距離を刻むことになるので正面のコーライグリーンを狙って140ヤード程度打っておきましょう。ティーショットの距離はそれよりも短くとも構いません。その代わりにフェアウェイキープが必須です。
(2)セカンドショット
◆1でティーショットが成功した方は「グリーン中央」を狙ってツーオンに挑戦しましょう。
◆2を選択した方、および◆1を選択してミスをされた方はコーライグリーンの正面方向の残り100ヤード地点へ刻みましょう。ティーショットで140ヤードほど打った方は100ヤード打つと良いでしょう。
◎ 16番ホール 173y Par4
皆さんの挑戦している「90切り」ではこのホールをワンオンする必要はまったくありません。比較的得意なショットを活かしてしっかり「4」を取ることができるようにプランしましょう。
<攻略法>
以下の二つの選択があります。
(1)130ヤード打って残り50ヤードのアプローチを残す。
(2)砲台グリーン周りのアプローチやバンカーショットを覚悟し、ティーグラウンドの右サイドから「グリーンを二等分した左半分の中央」を狙ってワンオン狙いでショットを行う。
この場合は短めのクラブ選択をします。
◎ 17番ホール 366y Par5
<攻略法>
◎ ティーショット
◆ 平均飛距離が210ヤード以上でスライスが持ち球の方:
ティーグラウンドの右サイドから左バンカー方向へ向いてショットしましょう。
◆ 平均飛距離が210ヤード以上でそれ以外の持ち球の方:
ティーグラウンドの右サイドからフェアウェイ右サイドにボールが落ちるように狙いましょう。
◆ 平均飛距離が210ヤード未満の方:
左フェアウェイバンカーの右端に球が落下するように狙って距離はフェアウェイが広く使える180ヤードまでにとどめましょう。
◎ 18番ホール 522y Par6
<攻略法>
(1)ティーショット
注意点は「『力みによるチョロ』などで自分から長いホールにしてしまわないこと」と、「225ヤード以上飛距離が出ますと右フェアウェイバンカーに届く危険性があること」になります。
(2)グリーンオンを狙うショット
池がプレーに影響しない120ヤード地点が最高です。
ショートアプローチが得意な方は池を越してグリーン手前から攻めても良いでしょう。その地点へ運ぶショットの際のポイントは池からグリーン中央までは近く見えても45ヤードほどはあるので池を必要以上に気にしないことです。
全体的に「手前から攻めること」を頭においておきましょう。
<絶対避けなければならない箇所⚠>
○ グリーン奥。
◯ グリーン左。
さてさて、これでホールアウトしました💦
目標に対してはいかがだったでしょうか? お疲れ様でした♫
こちらのコースマネージメントがあなたのラウンドのためになりますように♫
今回もお読みいただきまして有難うございました😃
また一緒に楽しみましょう!!