今回はコースマネージメント(コース攻略法)を皆さんのゴルフに導入するにあたって、その前提となる技術上の基本的なことについてお話しようと思います。
今後、こちらの「須崎秀明のゴルフ寺子屋」のブログ内で少しずつ🐌、100切り/90切りを目標にされていらっしゃるゴルファーのために、千葉県内のゴルフ場を中心にいろいろなコースの攻め方/スコアの出し方(=コースマネージメント)をご紹介していこうと予定しています。
お楽しみにどうぞ♫
さて、さっそく『コースマネージメントの前提 <技術編>』を見ていくこととしましょう。
このことは私が後にご紹介する各コースのマネージメントの際の
前提条件
となりますので、よく📕学習✒しておかれることをお勧めします。
※1 本前提条件を抜きにご提案させていただくコースの攻め方をされましても十分な効果は期待できませんのでご注意⚠ください。
※2 ラウンド前に姉妹編の『メンタル編』(本稿末尾ご参照ください)とあわせまして事前に3回以上お読みいただくことをお勧めします♫
◎ はじめに
ゴルフはどんなに練習をしてもショットを完璧にすることが出来ない、「ミスが前提のスポーツ」ですから、「ショットの出来」だけでは上手になることは出来ません。
ゴルフというゲームは
「ショットの技術半分/考え方半分」
で決まるゲーム
と考えを改めましょう。
良いショットを生むためにも、心を整えておくことが必須で、(ゴルファーのレベルに見合った)明確なコースマネージメントはその役にも立ちます。つまり、
良いショット(技術) ⇔ 良いメンタル状態 ⇔ 明確なコースマネージメント
という関係が成り立ち、相互に作用するということです。
私が過去に指導させていただいたゴルファーで、技量はまったく変更せずにラウンドの仕方=マネージメントを私の指示した通りにプレーしていただいただけでスコアが15打も縮まった方がいらっしゃいます。
もちろん、マネージメントに慣れる必要がありますので、時間はある程度必要にはなりますが…。
ゴルフには
「ラウンドの仕方」
というものがあります。私は
ただ連打しているだけでは、ゴルフの醍醐味の半分程度しか味わっていない😅
と思います。
◎ ゴルフはゲーム
ゴルフは「1打でも少なくホールアウトする」ゲームです。
このことを意外にはっきりと認識していないゴルファーが多いと思います。ゴルフに取り組んでいるうちに
「ゴルフというゲームの上達」
ではなく
「ナイスショットの快感😍」
が目的になってしまっている方を多くお見受けします。
◇ 「ショットから得られる快感」
を求めにコースにやってきたのか?
それとも
◇ 「良いゲーム」を楽しみに来たのか?
・・・どちらを取るのかをハッキリさせましょう!
※ ゴルフというゲームに関しましてはショットの手応えやショットの質はまったく評価対象に入っていません。評価はひたすら「どうやって1打を縮めるか?」という一点のみです。
◎ ゴルフはミスのゲーム
未熟で下手なアマチュアプレイヤーほど「完璧な当たり」にこだわったり、「いつでもピンを狙う」んです。
ゴルフというゲームを知る機会がないので当人にしてみればムリもないのですが・・・。しかし、コースマネージメントを取り入れてプレーするときはそのような考えは捨てて、
「ミスは出るものだ😉」
という考えを持つ必要があります。
◎ 確率の低いショットは絶対封印
例えば林に入ったら「狭い隙間を縫ってピン🚩方向への脱出をトライする」のではなく❎、「一番空間の広いところを見つけてそこから脱出」します・・・仮に後ろに戻る↩ことになっても。
◎ テレビ中継で見る攻め方は参考にしない
テレビのトーナメント中継のゴルフははっきり申し上げて
まったくの観賞用
です。
あなたにはプロとは異なるあなたなりの攻め方があって、それを発見し、実践に移すことができたときに大きな満足感😃と結果が付いてきます。
◎ ティーグラウンドにて
ティーグラウンドでは「ティーグラウンドの向きがどこへ向いているか?」(=そのまま打ったらどこへ飛んで行くか?)、「ティーマーカー(※)を結ぶ線がどこへ向いているか?」を必ず確認する習慣をつけましょう。
ゴルフは「自己責任のスポーツ」です。
「ティーグランドやティーマーカーが皆さんのためにフェウェイ中央やグリーン中央にセットされている」などという安易な考えを持たないようにしましょうね😉
※ ボールをティーアップして良い区域を定める2個の置物
◎ グリーン中央を狙う
50ヤード以上の距離でグリーン⛳を狙うときは
(1)あえて乗せずに寄せやすいところを探し
、次に
(2)(ピンがどこにあっても)グリーン⛳中央と(1)を比較し、見栄👺を捨ててどちらが成功しやすそうかを判断
の上ショットに臨みましょう。
※ ピン🚩がグリーン中央の時以外はピンを狙えないことになります。2段グリーン等で同じ段に乗せる必要はまったくありません! そこから3パットしても結構!! 決めたことを守りましょう。
◎ コース攻略プランの柱のショットを作る
例)60ヤード/90ヤード/120ヤード
※ 距離は目安。この前後のお好きな距離でどうぞ。これらの距離を得意距離とするために徹底した練習はもちろん必要です。
◎ 二度逃げ(※)しない
※ 既に一度アドレスの向きでトラブルを避けているのに、再度スウィングで保険をかけてさらにトラブルを嫌がってスウィングすること。
◎ パットの練習は必須
パットの練習なしでゴルフゲームの上達は望めません。
「パッティングの練習」というと「『ロングパット』や『傾斜のあるパット』を練習しないと意味がない」というゴルファーがいますが、そういうゴルファーに限って1mほどの平らなパットを正しく転がすことが出来ていないものです。
・自宅でワンクラブレングス(※)の距離の練習
ボールを2個用意し、カーペットの上からで結構ですからワンクラブレングスの長さからボールに当てる練習を繰り返します。上手になってきたら「最後のひと転がりで球に当てる」等ご自分で工夫しながら感覚を磨きましょう。
※ パター1本分の長さのこと。
・コース練習グリーンでの練習
練習グリーンで適当なところから「カップに入った」、「失敗した」と一喜一憂な練習をしても上手になりません・・・特にそう頻繁にコースにお出になられない方は。
コースの練習グリーンで練習するときには以下3メニューを守りましょう。
(1)ボールが転がるスピードの観察
(2)5歩/10歩/15歩/20歩を短い距離から「1球勝負」で寄せる練習
(3)カップの四方からワンクラブレングスの距離のパットを沈める
より詳しく練習グリーンでの練習法を知りたい方はこちら↓
こちらの投稿は『コースマネージメントの前提 <メンタル編>』とセットになっております。
今回もお読みいただきまして有難うございました😃
今後ご案内する各コースのコースマネージメントがあなたのためになりますように♫
また一緒に楽しみましょう!!