『キャロウェイのお爺ちゃんフィッターからの一言』

【テーマ:ゴルフ雑談】

このテーマでは皆さんが、ゴルフ仲間や接待先、あるいは上司の方とゴルフ談義が出来るように「ちょっとしたネタ」をお話しようと思います。お楽しみください。

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本日は私がまだ銀行員の仕事をしていた頃のお話です。

 

ニューヨークに在住していた時に行きつけの練習場で、たまたま開かれていたキャロウェイの試打会に参加しました。

 

その時は「HAWKEYE(ホークアイ)」というモデル(懐かしいです!!)の新作発表会でした。

 

私はたくさんあるクラブの中から、ロフト角8度のプロ用のシャフト(硬さS)を選んで打っていました。

 

その時、なぜ、そのクラブを選んでいたかと言いますと、それがその当時めちゃくちゃ強かったアニカ・ソレンスタムがその8度のそのシャフトを用いていたからです。
 
 
どのようなクラブで打っているのかを知りたい
 
 

という気持ちと、

その頃、彼女と私は同じくらいのドライバーの飛距離(255y前後。この数年後には彼女は平均飛距離270yになります!)だったので、

 
 
自分は彼女と同じ仕様で調度良いのではないか?
 

 

と思い、そのクラブを手にしていたわけですね。

 

そうしましたら、キャロウェイの上着を着たお爺ちゃんが私の打席の後ろで、私の打球を見はじめました。

 

結構良いボールを打っていたので、お爺ちゃんフィッターは「それ、あなたに合っているね」とでも言ってくれるくれるのかなと思って気持よく(♪ルンルン♪)打ち続けていました😄

 

 打ち終えて、「さあ、何とアドバイスしてくれるのだろう👂👂?」と期待しながら、打席を下りますと、おじいちゃんからは意外な言葉が・・・・。

 

「あんたには、そっちのヤツじゃなくって、こっちの方が合うよ」

 

と持ってきてくれたのは、ロフト角が2度多い10度のヘッドのものでプロ用のシャフトではなく、市販のRのもの。

 

ですから、ごくごく現地の人向けの

 

普通の人用のクラブ

 

です。

 

そのクラブを見た時、今でもよく覚えていますが、

 

「ガ〜ン😨」

 

としました。

 

お爺ちゃんフィッターが、勧めてくれるので打っているのですが、動悸が収まらず😰、もはや打っているというよりも、頭の中は真っ白で、ただその中で渦🌀が巻いていました。

 

一通り、打ち終わったのでしょう。おそらく・・・😰。

 

打席へ下りると、溜まっていたものが吹き出てきました。

 

私はお爺ちゃんに問いました。

 

「どうして、このクラブを勧めるんですか? 
 
私はさっきのプロ仕様のものでも十分に打てますし、飛距離だってアニカと同じくらいですから、あのプロ仕様のものでもいいはずだと思うんですけど・・・

 

そうしましたら、今でも忘れられない一言が返ってきました。

 

"She is Pro! (and you're not)"
 

※ カッコ内は私の補足です。

 

「彼女はプロですから・・・」という意味ですね。

 

お爺ちゃんは説明を続けてくれました。

 

「あんたはいいリズムで打っている。
 
そのリズムを活かしてショットしたほうがいいよ。
 
そのためにはロフト角の少ないクラブで無理して振るんじゃなくって、無理のない仕様のクラブで、そのリズムを崩さないように振ることだよ」

 

と・・・。

 

私は冷静になり、数日後に勧められた仕様のドライバーを購入し、ラウンドに行きまして、とても良い飛距離のあるドライバーショットを連発し、満足の行くラウンドをすることが出来ました。

 

・・・お爺ちゃんの顔を思い浮かべ、

 

「やはり、あなたが正しかったようですね」😉
 
と思いながら・・・。

 

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私のように「一般アマチュアの中では結構、ヘッドスピードもあり、飛距離もあるから、プロ仕様のシャフトで!」と思い込んでいらっしゃる方は、一度、その価値観を外してご覧になると思わぬ突破口が開けるかも知れません。

 

ただし、注意を要するのはシャフトを柔らかいものにするのが絶対ではない」ということを知った上でおやりになることです。

 

たとえば、まったく逆に女性であっても男性用の硬いシャフトに変えるのが功を奏する方もいらっしゃいます。

 

このあたりがゴルフクラブの難しいところでもあり、悩みどころでもあり、また楽しみどころ😄でもあるのです。

 

ハイ、本日もお付き合いをいただきまして有難うございました。
👋