『クラブは1本1本違います』

【テーマ:ゴルフギア】

こちらのテーマではゴルフクラブオタクの私が皆さんのお役に立ちそうなゴルフクラブに関するお話します。お楽しみいただければと思います。

※ 私のブログの記事は右打ちの方用として書いています・・・左打ちの皆さま、ごめんなさい。お手数ですが、左右を読み替えていただければ幸いです。

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本日は
 

クラブも人と同じように一本一本皆異なる
 

ということについてお話したいと思います。

特にウッド類やパターの顔つきは個性があります。

・・・と言うことは例えばテーラーメイド社のAというモデルのドライバーを買うとした場合、お店にある在庫のクラブを全て出して来てもらって比較しますと、

皆、顔(クラブヘッドの見え方)が違う!!

ということです。

それは顔の好みだけに関係するものではなく、時によっては、

そのクラブが打てるかどうかを左右すること

もあります。
 

私の経験をお話しますと1990年にジャンボ尾崎選手(以下:ジャンボ)監修の名器J`sメタルを購入しました。

私の経験の前にせっかくですから、この名器

J`sメタル

についてご紹介しましょう。
 

【名器 J`sメタル】
 

このクラブは当時非常に強かった「ジャンボ尾崎選手に使ってもらえるドライバーを作るように」という社長の命を受けたブリヂストンスポーツ(以下:ブリヂストン)の開発陣が試行錯誤の上に開発し、1990年に発売されたクラブです。

「ジャンボといえば、『ドライバーショット』と『その飛距離』」というくらいその豪打が有名でしたが、その当時使用していたドライバーは契約先のブリヂストンのものではなく、アルディラ社のゴールドのシャフトを装着した「ツアープリファード バーナー🔥」のロフト角7度のものでした。

そういう事情があって、先にお話しました経緯につながっていくのです。

ジャンボが納得の行くものが出来まして試合で使用したところ、飛距離も伸び、また試合で好成績を納めるので、ゴルファーは発売を待ちわびました。

このクラブには今や有名な「グラファイトデザイン社」のシャフトが装着されていました。

このクラブの優秀さは瞬く間に世界に広がり、世界の一流プロもこぞって使うようになりました。
 

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さて、当時新人として岡山に赴任していた私は発売と同時に倉敷にあるブリヂストンの直営店に駆けつけました。

もともと弾道が高い方ではなく、「上がりづらい」という評判だったので、私はロフト角10.5度のもの(ジャンボは8.5度のヘッドを使用)を購入して、岡山市内にあります「みのるゴルフ 篠ケ瀬」に行き、早速打ち始めました。

1球目、2球目、3球目・・・と打つごとに

顔が青ざめて行きます😱😱💦

ボールが上がらない↷

んです。地をはうようなチーピン気味のボールで・・・。もう泣きべそをかきそうでした(ToT)

新人の私としては非常に高価(¥50,000以上)でしたからね・・・。

ああ、もうどうしよう・・・。

と思うと同時に、

ジャンボはこの8.5度であんなに高々と打ってるの??

とも心をよぎりました。

今のように中古ショップもない時代ですからね。

使えないクラブはもう価値はないわけです。
 

知恵を絞った私は購入したお店に行き、ダメもとで店長に

「合わなかったので、差額は出しますから取り替えてもらえませんか?」

と持ちかけました。

すると

「まだクラブが綺麗だから差額はいらないよ」

と以外な反応が・・・。

そこで私は

「これでダメなら仕方がない。ジャンボに脱帽だ」

と覚悟を決めて最新の注意で、陳列してあった15本ほどのJ`sメタルから取り替えてもらう1本を探し始めました。

自分の打てなかった10.5度のものと並べて

「ジーっと比較して見て👀」

いますと・・・・、

「うん???」

ということに気づきました。

私の購入したドライバーは10.5度で、モデルの中では一番ロフトのあるもののハズなのですが、比較していた一本が私が購入して打てなかったその1本よりも、

ロフト角が多いような気がする

のです。

クラブのソールを見てみるとロフト角9.5度の刻印があります。

「ええっ~、そんなことあるのかなぁ〜」

と思いましたが、直観を信じることにして、そのクラブに取り替えてもらいました。
 

篠ケ瀬の打ちっぱなしに戻って構えてみますと、10.5度の前のドライバーが

「絶壁でフェース面が見えなかった」

のに対して、やっぱり

「フェース面が見えます」

・・・ということは「実際のロフト角が前のものと比較して多い」ということですね。

期待が高まる中、1球目を打ちますと、

無事に岡山の空に向かって離陸し、いい球が飛んでいきました<ヤッホ~

その後、ゴルフクラブを購入する時に気をつけるようになったのはもちろんのことです。
 

今回はロフト角のお話でしたが、フェースの向きが

若干左へ向いているもの、スクエア、右へ向いているもの

という個性もあります。

あとは、

ヘッドの塗装のちょっとした違いで、顔つきが異なるように見える

ということもあります。

面白いもので、実際は同じクラブヘッドでも「異なるように見えるだけ」の違いでも

精神的な影響から球筋が変わるケースも有ります

ので軽視することは出来ませんよ。
 

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それではまた一緒にゴルフを楽しみましょう👋